【NHK海外ドラマ】 SHERLOCK (シャーロック) 【レビュー】

NHK海外ドラマ
SHERLOCK (シャーロック)

<第1シリーズ 全3回>
SHERLOCK

《放送日時》

BSプレミアム 2012年7月16日(月)午後9時00分~10時30分
第1回 「ピンク色の研究」 A Study in Pink

BSプレミアム 2012年7月17日(火)午後9時00分~10時30分
第2回 「死を呼ぶ暗号」 The Blind Banker

BSプレミアム 2012年7月18日(水)午後9時00分~10時30分
第3回 「大いなるゲーム」 The Great Game

《番組内容》
イギリス・BBC大ヒットドラマ「SHERLOCK」待望の第2シーズンがBSプレミアムに登場!もしも、あの名探偵が現代に生きていたら…!?ロンドンを疾走する、21世紀のシャーロック・ホームズ。自称「コンサルタント探偵」のシャーロック・ホームズと、元軍医ジョン・ワトソン。シャーロックの頭脳とジョンの現実主義が融合し、複雑な迷路のような謎をひもといていく。

NHK 海外ドラマ
『SHERLOCK (シャーロック)』
⇒http://www9.nhk.or.jp/kaigai/sherlock2/index.html

ネタバレなしのレビューです

全体的な内容と感想

  1. 『SHERLOCK(シャーロック)』とは

    いつの間にか古典的な探偵の代名詞となってしまった「シャーロック・ホームズ」。
    しかし、元来、彼は非常に現代的な男だった。
    シャープで気難しく、ちょっとアブナイ男。
    今、シャーロックがその本来の姿で戻ってくる。

    自称「コンサルタント探偵」のシャーロック・ホームズと元軍医ジョン・ワトソン。
    シャーロックの頭脳とジョンの現実主義が融合し、複雑な迷路のような謎をひもといていく。
    コナン・ドイルの原作を大胆にアレンジした「21世紀版シャーロック・ホームズ」。
    イギリスBBCで放送され大反響を呼んだ話題作。第2シーズンでは、シャーロックが「あの女」と呼ぶ気になる女性が登場。そして宿敵モリアーティとの対決の結末はいかに?

    BAFTA(英国アカデミー賞)ベスト・テレビドラマ賞、助演男優賞、ほか受賞
    製作総指揮:スティーブン・モファット、マーク・ゲイティス、ベリル・バーチュー ほか

  2. NHK 海外ドラマ
    『SHERLOCK (シャーロック)』
    ⇒http://www9.nhk.or.jp/kaigai/sherlock2/index.html

  3. 私の評価はこうです

    表情 普通
    ★★★☆☆ (3/5)
  4. ※レビューはAmazon方式です。おおよその目安は
    ★★★★★ 【秀】 大満足で人に薦めたい作品
    ★★★★☆ 【優】 満足したので次があれば見たい作品
    ★★★☆☆ 【良】 及第点、一度見たら満足する作品
    ★★☆☆☆ 【可】 最後まで見たが、不満の残る作品
    ★☆☆☆☆ 【不可】 最後まで見たが、見たことを後悔する作品

  5. この放送を知ったのはレコーダーの番組表からで、事前の情報を全く入れずに見ました。それこそ番組タイトルだけで選びました。

  6. この作品が現代版シャーロック・ホームズであることは開始後すぐに察しがつきました。舞台は現代でしかも数々のデジタルツールが登場します。一瞬見る番組を間違えたかと思いましたが、登場する人物の名前が聞き覚えのある『ジョン・ワトソン医師』『レストレイド警部』そして『シャーロック・ホームズ』だったので、間違いではないことが分かりました。

  7. 私は原作を少ししか読んだことがないのですが、私のシャーロック・ホームズ像は昔放送されていた海外TVドラマの『シャーロック・ホームズの冒険』とアニメの『名探偵ホームズ』からできてます。

  8. このシャーロック・ホームズの俳優さんは知らないのですが、ちょっと見た目が悪いというか、目つきが悪い気がします。シャーロック・ホームズ役も冷静というより冷徹といった印象が強かったです。とにかく第一印象は悪かったですね。

  9. さすがに最後にはもうなじんでましたが、『英国紳士』のイメージが『社会のはみだし者』のイメージへと変わります。でもこれは原作を読むと、間違いではないイメージです。むしろ以前のシャーロック・ホームズ像が原作からかけ離れているとも言えます。

  10. ただ、どちらが好きかというとやっぱり『英国紳士』のイメージなんですよね。シャーロック・ホームズがあまりにも奇人に思えるので、この作品ではホームズに感情移入するのではなく、ワトソンに感情移入するのではないでしょうか。

  11. 推理ものとしての評価ですが、とにかく展開が早いです。あまり見る人に考えさせる作りにはなっていません。ホームズがどんどん話を先に進めて、視聴者はワトソンの立場でホームズから説明を受ける形になります。

  12. 私『推理・ミステリー』ものは苦手でして、なぜかというと、得てして推理が独善的で、見る側・読む側に反論する余地がないからです。たいていの場合、『異議あり!!』と話の腰を折りたくなります。そして異議を許さぬままストーリーが進むので苛立ちを覚えてしまいます。この『シャーロック』の推理もやっぱり『異議あり!!』だらけでした。

  13. 謎の量・推理の量はかなり多く、90分という放送内にたくさん詰め込まれています。これに関しては視聴者がどれだけついてこられるのか分かりませんが、話しについて行こうとする視聴者であれば満足できるでしょう。ながら見したり、途中で席を離れてしまうと話しについて行けず飽きてしまうかもしれません。

  14. この作品はいろいろ詰め込みすぎて見せ場がうまく作れていない気がします。推理からちょっと離れて、シャーロック・ホームズの人間性を引き出すようなシーンがあっても良かったのではないでしょうか。このシャーロック・ホームズが人間的に好きか嫌いかと問われたら、好きではないと答えてしまいます。

  15. 90分の番組を一気に見ましたが、さすがに見終わった後は疲れを感じます。最後まで緊張感は保てていて、視聴後に満足感はありますが、すぐに見返そうという気にはなりませんでした。もう一度見たいかと問われたら、しばらくは見ないでもいいやという感じでした。

各回の内容と感想

第1回 「ピンク色の研究」 A Study in Pink

  1. ロンドンで不可解な連続自殺事件が発生。レストレード警部が記者会見で自殺者3人のつながりを調査中だと報告していると、記者たちの携帯に「違う!」と自殺に異を唱えるメールが届く。送信者は変わり者の探偵シャーロック・ホームズだ。やがて4人目の自殺者がでるが、今度は死ぬ前にある文字を書き残していた。

    一方、戦場帰りの軍医ジョン・ワトソンは、家賃節約のために知人からルームシェアの相手を紹介される。

  2. ホームズとワトソンの出会いから描かれているのは好印象でした。それこそホームズを全く知らない人でも二人の関係性を把握することができます。ワトソンは助手というよりも、ただの同居人というのが本来の姿という事を知らない人もいたのではないでしょうか

  3. 第1回で何故か印象に残っているのが、女性警官の一言『変質者入りマース』です。このセリフ誰が考えたんでしょうね、クスッとしてしまいました。

  4. この第1回の犯人はとても良い味が出てました。役者が上手いのか、吹き替え声優が上手いのか、どちらも犯罪者っぽさがすごく出ていて見入ってしまいました。

第2回 「死を呼ぶ暗号」 The Blind Banker

  1. 夜間の銀行の一室に何者かが侵入し、壁に黄色のペンキで意味不明のメッセージを残していった。シャーロックはすぐにメッセージが、銀行で働くヴァン・クーンという人物当てだと推理。だがすでにヴァン・クーンは自宅で死んでいた。さらにジャーナリストのルーキスも同様のメッセージを見た後に殺される。2人とも殺害現場は密室だった。

    そのころ、博物館で働いていた中国人女性スー・リンが突然仕事を辞め、姿を消す。

  2. 第2回には格闘シーンがあるのですが、カメラワークや演出があまりなく、もったいなく思います。近年の映画『シャーロック・ホームズ』(ロバートダウニーJr.主演)では格闘シーンが派手だったので、ギャップを感じました。

  3. 中国の犯罪組織ということですが、ちょっと地味です。女ボスに部下が数人では恐ろしさも半減してしまいます。あくまでも謎と推理がメインとはいえ、もっと犯罪者側を引き立ててもいいのではないでしょうか。

第3回 「大いなるゲーム」 The Great Game

  1. シャーロックは興味をそそる難解な事件が起こらず、退屈しきっていた。兄マイクロフトが公務員の死と国家機密データに関わる事件の調査依頼にくるが、受ける気は毛頭ない。

    同じころ、アパートの爆破事件現場でシャーロック宛ての封筒が見つかる。中には携帯電話。携帯のメッセージが示していたのは、5つの爆破殺人の予告と謎解きの挑戦だった。人質の命をかけ、シャーロック対謎の爆弾魔の頭脳ゲームが始まる。

  2. 第3回は何とも釈然としない内容でした。いくつかの事案が並行的に進むので、今何を捜査しているのか分からなくなることがありました。

  3. 詰め込みすぎてドラマ内で放送しきれなかった部分、盲目の女性の話や子供の話ももう少し掘り下げて欲しかったです。

  4. 最後のモリアーティ教授と対峙するシーンでは、ホームズって馬鹿なんじゃないの? と思えてしまうような展開でちょっと興ざめしてしまいました。続編・第2シリーズへの繋ぎとしては重要なシーンですが、ホームズとモリアーティ教授との駆け引きに知的なものが感じられなかったのが残念です。

第2シリーズ

  1. 7月22日(日)から第2シリーズ<全3回>が始まります。第1シーズンを見逃した人でも、シャーロック・ホームズの概要を知っているならば、シャーロックの世界にすんなりと入っていけるのではないでしょうか。

  2. 第2シリーズではモリアーティ教授との対決が本格化するのでしょうか? また、謎の女アイリーンとは何者なのか? 原作を知っている人も知らない人もシャーロック・ホームズの魅力の真骨頂を堪能しましょう。

  3. 第2シリーズ 放送予定

    BSプレミアム 2012年7月22日(日)午後10時00分~11時30分
    第1回「ベルグレービアの醜聞」 A Scandal in Belgravia

    BSプレミアム 2012年7月29日(日)午後10時00分~11時30分
    第2回「バスカヴィルの犬(ハウンド)」 The Hounds of Baskerville

    BSプレミアム 2012年8月5日(日)午後10時00分~11時30分
    第3回「ライヘンバッハ・ヒーロー」 The Reichenbach Fall

  4. NHK 海外ドラマ
    『SHERLOCK (シャーロック)』
    ⇒http://www9.nhk.or.jp/kaigai/sherlock2/index.html

  5. ※2012.08.16追記
    第2シリーズのレビューを書きました

  6. エボリアヌーメ
    『【NHK海外ドラマ】SHERLOCK (シャーロック) 2【レビュー】』
    ⇒http://kumarajyu.blog.fc2.com/blog-entry-236.html

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コメント

こんにちは!
新しいシリーズの感想かと勘違いしてスルーしてました。そういえばまだオンエアしてませんでしたよね(笑)
わたしもこのシャーロック・ホームズはしっくり来ませんでした。俳優さんも性格や格好も違和感を覚えるばかりで…。わたしも英国紳士なホームズの方が好きです。
1話目はワトソンとの出会いがあったからまだ楽しめたんですけど、2、3話目は微妙でした。ホント知的なイメージが皆無です。
もう続きを観るのはやめようと思ってたけど、いちおう挑戦はしてみようかな。
宵乃さんへ
新シリーズのオンエア前の集中放送でした。
番組宣伝すらみていなかったので、それこそブランド名で録画してました。いろんな賞を獲っているようですが、評判がいいのでしょうか? ちょっと意外です。

原作を読んだことのある人でないと、このシャーロック・ホームズは受け入れにくいかもしれませんね。原作は著作権が切れているので、ネットで簡単に読むことができます。映画の『シャーロック・ホームズ』を見てからネットで原作を読んでみましたが、英国紳士像が映像で作られたイメージだということにショックを受けました。

私は続きを録画予約はしてますが、見るのが楽しみという感じではないですね。気が向いたらという感じです。
ありがとございます
この間シャーロック・ホームズという名前につられて
BSの第一シーズンを2話まで見ました。
3話目は見る気が起きずに結局見ませんでした。

しかし雑誌やネットの記事では絶賛の嵐。
絶賛するような内容だったかな?
と思ってAmazonのレビューを見てみると
そこでも絶賛の嵐・・・・。
誰も不満がないみたいだ。

なんか納得できなくてグーグル先生に
「SHERLOCK / シャーロック レビュー」
のキーワードで調べてみたらこのサイトにたどり着きました。

そして納得の★3つ。
Deka-Eさんのレビューは内容もとても納得できるものでした。
(自分としては2.5くらいかなと思うのですが)

シャーロックを演じている役者さんも魅力を感じなかったし。
推理もなんかこじつけを自信満々で押し付けられているような感じがして
それが推理なのか?と疑問を持ってしまいました。
極めつけが1話めのオチがジョンが犯人を殺害して終わり・・・・。
これだけ頭脳で引っ張っておいて最後は究極の暴力でおしまい???
しかも最後のシャーロックのセリフが(うろ覚えですが)
「悪いやつだから死んでも仕方がない」
みたいなことで片付けれらていたような。

これが現代のノリなんですかね?
ちょっと他のレビューが絶賛だらけだったのでここに来てホッとしました。
BB7さんへ
完全に他の情報を入れずに見たので、先入観はほとんどないと思います。

そういえば他のレビューを見てなかったので、Amazonレビューをチェックしてみました。
見事に美辞麗句が並んでますね。それらを否定するつもりはありませんが、積極的に反対意見を述べられる雰囲気ではないですね。

トラックバック先のレビューも参考になると思うので訪れてみてはいかがでしょうか。

星はAmazonと違って0.5がつけられない(該当する記号がない)ので星3つですが、第3話は星2つでもいいと思ってます。明らかに集中力が途中で切れた状態で見てましたから。

レビューは普段はレコーダーで再生・停止を繰り返しながら、内容を確認しつつ書くのですが、今回は記憶のみで書いたのでかなりあっさりになってます。全部を見返すのはしんどいと思ったからです。

たぶん原作を読んでいるような人からすれば、よくぞ忠実に再現してくれたと思っているでしょうが、私からすれば笑顔を全く見せないホームズに魅力を感じませんでした。

現代は組織犯罪の時代で、根本的に探偵業はちょっと無理があるというのもあります。「コンサルタント探偵」って概念が受け入れにくく、最後までなじめませんでした。

挑戦的な野心作だったとは思いますが、シャーロックの名を借りただけの平凡な作品だと思います。登場人物の名前を変えて放送したらそれ程評価は上がらないのではないでしょうか。

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